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ジョン・ケージの「４’３３”」。なんと、この曲のアンサンブル版（２楽章のみを初演時の時間で）の演奏に立ち会うことが出来たのは、なかなか希有な経験であった(^.^)。
それは、１９９７年１２月２３日、大阪のとある小さなホール。仲間うちで、気楽に演奏を楽しむ集まりである。
その演奏者達の持つ楽器をみて、？マークを飛ばした聴衆は多かったのではなかろうか。それぞれの奏者が持つ楽器は、自分の知るそれぞれの奏者の担当楽器ではないのだから。
そのへんの疑問は無視して演奏は始まる。指揮者のザッツにあわせて、専門でない楽器を如何にもそれらしく弾く…まねをする(^.^;。しかし、専門の楽器でないから、その扱いもどことなくぎこちない。
歌手は、楽譜を落とし曲を見失い、隣の奏者に「今どこ(?_?)」と尋ねる(^_^;。
曲も佳境に入ったところで、指揮は止まる。煥発を入れずに「ブラヴォー！」が飛ぶ。フライングブラヴォーだ！。指揮者は釣られて拍手する聴衆をなだめて演奏再開、とうとう演奏仕切った！
フライングブラヴォーは私です(^_^;。いえ、この演奏(?)の仕掛人の指揮者氏から、「終わり間近に演奏が終わった様なかっこうをするから、そこでブラヴォーを叫んでくれ」と頼まれたのであります。
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そう、フライングブラヴォーも仕掛けの内だったんですね(^_^)。