'98 ＣＤ会鑑賞記 　その 5

　どうも，げてもの系に走ってますな(^_^;。

　聞く所によると，ワーグナー１７歳の時，この大曲を聞いて大変感銘を受け，図書館に通いつめピアノ曲に編曲したんだそうな。
　で，出版社に持ち込んで没になったんだけど，それも当然で，『通奏不可能』な編曲なのであった。
　これを録音する気になったレコード会社も大したもんだが，引き受けちまった小川範子さんも大したもんだ(^_^;。

　よくぞまぁここまで音符を詰め込んだもんだとは思いますね。
　これを聞いて「合唱練習のピアノみたい」と言った人が居たけど，ピアノ用に編曲したら，なんぼがんばってもこれくらいにしかならんのじゃなかろうか？
　当然，演奏は継ぎはぎだらけのはずなんだけど，その継ぎ目には気が付かなったなぁ。うまく繋いであります。

ＣＤデータ
• L.V.ベートーベン
• 交響曲第９番「合唱付き」
• 編曲　R.ワーグナー
• 小川範子(pf)，バッハ・コレギウム・ジャパン（合唱：指揮・鈴木雅章）
  収録曲
  1. I.Allegro ma non troppo,un poco maestoso
  2. II.Molto vivace
  3. III.Adagio molto e cantabile-Andante moderato-Adagio
  4. IV.Finale.Prest-Allegro
• BIS-CD-950（輸入版：国内版もあります）

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